テレビやSNSなどで「南海トラフ地震」についてよく耳にすると思いますがどれだけ大きな地震となるかあなたは知ってますか?
地震規模ではあの3.11以上ともいわれています。
この記事では南海トラフ地震について、いつおこるのか?前兆や予言・被害想定などをまとめてみたいと思います。
南海トラフ巨大地震はいつおこる?
南海トラフ地震は今後30年以内に70%~80%という非常に高い確率でおこると言われています。気を付けてほしいのは30年後ではありません!30年以内です。
今この記事を読んでる時におこるかもしれません。
過去のデータからおおよそ100~150年の周期で南海トラフ地震が発生しています。
南海トラフは3つの震源域「南海」「東南海」「東海」があり記録によると3つの震源域は連動して同時に地震が発生していますが、前回の南海トラフ地震では東海地震だけ発生してません。
東海については1854年から150年以上が経過しておりエネルギーが蓄積され続けていますのでいつ地震が発生してもおかしくないと言えるのではないでしょうか?
過去の南海地震 | |||
南海 | 東南海 | 東海 | |
1707年(宝永地震) | 〇 | 〇 | 〇 |
1854年(安政地震) | 〇 | 〇 | 〇 |
1944、46年(昭和南海地震) | 〇 | 〇 | ー |
南海トラフ地震はどこでなぜおこるのか?
どこでおこる?
静岡県の駿河湾~九州の日向灘にかけて「南海トラフ」という海溝があり日本列島の陸側であるユーラシアプレートの下に、海側のフィリピン海プレートが沈みこんでいます。
南海トラフには3つの震源域があります。
東海地震・・・駿河湾~愛知県沖
東南海地震・・・愛知県沖から紀伊半島沖
南海地震・・・紀伊半島沖から四国沖
過去の南海トラフ地震ではこの震源域3つが連動して巨大地震を引き起こしています。
なぜおこる?
日本は地球を覆っているプレートの境目に位置しています。
このプレート同士が境界線で常にぶつかり合っているので頻繁に地震が発生します。
南海トラフ地震では海側のプレートが陸側のプレートの下に毎年数センチずつ沈み込んでいる為、陸側のプレートが次第にゆがんでいきます。
ゆがみが限界に達すると陸側のプレートが元に戻ろうとして跳ね上がり地震が発生します。
詳しい解説は下の動画をご覧ください↓
引用:youtube(津波のメカニズム)より
東海地震は150年以上が経過していますので、毎年平均で8cm沈み込んでいるとしたら
東海については「150年×8cm=12m」
12m以上のとてつもないひずみが蓄積されてるという事になります。そしてひずみの限界が達すれば蓄積されてるものが一気に跳ね上がり巨大地震・大津波となって襲いかかってくるのです。
南海トラフ地震の被害想定は?
予想されている死者数は32万人と言われています。東日本大震災の17倍という甚大な被害になると予想されているのです。そして揺れ・火災・津波では238万棟余りの建物が全壊・焼失すると推計されてます。
上下水道
上下水道の被害想定は被災直後で
- 上水道が最大約3440万人で断水
- 下水は最大約3210万人が利用困難
と言われていますがこれは被災直後の数値なので日が経つにつれにさらに増加するのではないでしょうか?
電気・ガス・通信
電気・ガス・通信の被害想定は被災直後で
- 電気が最大約2710万軒の停電
- 都市ガスでは最大で約180万世帯供給停止
- 固定電話は最大で約930万の回線が通話不能
- 携帯電話は利用が集中する為、大半の通話ができない状態
道路・鉄道
道路は約4万カ所で道路施設被害となり、鉄道は約1万9千カ所での施設被害が予想されています。
生活への影響
被災から1週間後は最大で約950万人の避難者が発生し避難所への避難者は全国で最大500万人
- 食料は約3200万食
- 飲料は約4800万リットル
が不足すると予想されています。
(参照元:内閣府)
南海トラフ地震の前兆ってあるの?
大地震が起きる前には科学で解明できない不可思議な出来事が数多く起きています。
もしその出来事で地震が来るとわかったら、すぐ避難準備したりと心構えできますね。
地震の前兆ではないか?とされる出来事をご紹介したいと思います。
ペット(犬・猫)
ペットに次の異常行動が見られたら、もしかすると地震の前兆かもしれません。
- 落ち着きをなくす
- 餌を食べなくなる
- 身体を震わせる
- 外に出たがる
魚
・メガマウスの水揚げ
メガマウスは深海に生息するサメですが、メガマウスが浅瀬に現れると数か月の間に大地震が発生すると言われているようです。
・イルカの座礁
東日本大震災「3.11」の一週間前に茨城県の鹿嶋市海岸で「カズハゴンドウ」というイルカの群れ約50頭が座礁。
イルカの大漁死と地震の因果関係は分かっていませんが、地震の前兆と考えてよいのではないでしょうか?
カラス
・輪を描いて飛ぶ
・夜中に鳴く
カラスはとても頭がよく危険回避能力も人間より高いと言われカラスが大地震の前になるとこのような行動おこし、そしてこの行動は多数の目撃例があるようです。
地震雲
- 断層型
- 帯状型
- 波紋型
- 肋骨型
- 竜巻型
これらの雲は地震が起きる直前に確認された雲だそうですが、気象庁ではそのような雲は日常でも普通に出現してると話しているそうです。
雲と地震は直接的な関連性は認められてませんが異常な形を作り出す雲は大気の状態が地殻変動と深く関係しているのではないか?と言われています。
南海トラフ地震の予言って?
大変多くの予言がありますので、ここではネット上やyoutubeで多く取り上げられているものだけをご紹介したいと思います。
ジョー・マクモニーグルの予言
3.11の津波など数多くの予言が的中。
マクモニーグル氏は自分が透視する年代については誤差があるとしておりその前後5年を含めて考えてほしいと語っている。
南海トラフ地震と思われる予言については
日本を襲う津波の表に「2018年秋10.5m」とあり、時期的には南海トラフ地震となるだろうと解釈されているようです。
誤差5年前後を含めて考えてほしいという事は、2023年の秋までに津波被害があるという事になりますね。
松原てるこの予言
2005年からブログを開設。
松原てるこさんは3.11を的中させ有名になったようです。その後も次々と予言を的中させているようです。
南海トラフ地震の予言については
- 日本列島が糸魚川~静岡県構造線で分断
- 大地震の前兆としてM6前後の地震が水曜日に伊豆で発生するその日はカレンダーに赤色のイメージがある
と予言しているようです。
他にも「エコノミストの表紙」で5月11日に南海トラフ地震がおこる!など
多数の予言?読み手の解釈?というのが無数にありました。
まとめ
もし南海トラフ地震が発生した場合の被害は甚大ではありません。
前兆や予言で地震発生日が分かればどれだけ多くの人の命が救えることでしょう。
私は前兆や予言については根拠がないので全く信用していませんが
政府の調査で「南海トラフ地震」は発生する可能性が高いと報告されてるのでいつ地震が発生してもすぐ避難できるように備えておかないといけないと思っています。
自分や自分の大切な家族は自分自身でしか守れないという事を再認識し防災意識を向上させましょう。
あの時ちゃんと備えていればよかったと後悔する前に常日頃からしっかりと対策を考え、いざという時の為に万全な備えをしておくことが大切だという事を忘れないでくださいね。
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